スピリチュアル系との付き合い方

アリゾナ州

こんにちは、TSUNODAです。

今回は『スピリチュアル系との付き合い方』についてです。

ビジネスをしている方で、スピリチュアル的な思考を大事にしている方は結構います。

例えば、金運やビジネス運を上げるためにパワースポットや神社などに行かれている方もいますよね。

実は私は20代の頃はスピリチュアルな事にかなりハマっていました。

20代の頃は仕事もプライベートもなかなかうまく行かず、いろいろ悩んでいた頃でしたので、何かにすがりたいという気持ちが私をスピリチュアルな方向に導いていったのだと思います。

パワースポットと言われる所に行ったり、風水の研究をしたり、パワーストーンを買ったり、その他にもかなりの数のスピリチュアル系の本を読んでたりしました。

当時は船井総合研究所の創業者である船井幸雄さんの本を好んで読んでたりしましたね。

今となっては本当に懐かしい思い出です。

では、今はスピリチュアルに対してどう思っているかというと、当時ほどの関心はないです。

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私は『Amazon輸入ビジネス』をしていますが、今ではほとんどスピリチュアル系の本も読みませんし、そういった事についての興味はゼロに近い位持たなくなってきました。

以前はあれだけハマっていたのに自分でも不思議に思うくらいです。

なぜスピリチュアル系に興味がなくなったかというと、過去にハマった経験から、ビジネスとスピリチュアルをどのように結びつけるのが一番いいのかがわかってきたからです。

ビジネスをしている時のスピリチュアル系との付き合い方が見えてきたからです。

今回はそんな私の経験から、ビジネスとスピリチュアルの関係性についてお話させていただきたいと思います。

私がスピリチュアルにハマった理由

20代の頃の私はかなりスピリチュアル系にハマっていました。

その始まりは自己啓発系の本からでした。

ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』という本との出会いから、何かそういう目に見えない世界、スピリチュアル的なものへ興味をどんどん膨らませていきました。

私は大学受験で失敗につぐ失敗を重ね、何とか大学には受かったものの、当時の自分の環境に対しては不満だらけでした。

学生時代はバイトや仲のいい友達もたくさんいて、環境の不満も友達と遊ぶことで紛らわせることができました。

ですが、社会人になった時にまたその不満が襲ってきました。

仕事に対しての不満、生活に対しての不満、もう不満だらけでした。

そんな時にふと本屋で見つけたのが『思考は現実化する』という本でした。

当時はそんな不満だらけの自分ですから、『思考は現実化する』というタイトルの本を見つけた時はもう心が躍りました。

『自分の思っていることは現実になるんだ。』

『今のこの不満だらけの環境を変えることができるんだ。』

前のめりで本を読みました。

『思考は現実化する』以外にも、自己啓発系の本はかなり読みました。

今思えば、小さな頃から何か神秘的なものに興味を持つ子供でしたから、成るべくしてなったんだなと思います。

しかし、本を読んだ位で人生が好転するわけでもなく、全く何も変化はありませんでした。

現実への不満は何も変わりませんでした。

でも、スピリチュアル的なことへの興味のスイッチはガッツリ入ってしまってますから、何か本物のスピリチュアル系があるのではないか、出会えるのではないかという思いで、パワースポットに行ったり、神社に行ったり、スピリチュアル系の講演会に行ったり、いろんな本を読んだりしていました。

意志が強くなりたいという気持ちからいわゆる石、パワーストーンを買ったりもしましたね。

本当に当時の私の心は隙間だらけだったのだと思います。

しまいには同じスピリチュアル系に興味を持つ友達もできて、いろいろな情報交換をするようにまでなりました。

では、実際の仕事や生活が変わったかというと全然変わりませんでした。

こんな生活をかれこれ5年位は続けていたと思います。

ずいぶん長い間こんな感じの生活でしたが、あるきっかけで抜け出す光を見つけます。

営業職に就いたことで意識が変わる

私は就職で営業職に就くことになりました。

その時の上司との出会いが私の意識を少しずつ変えていきました。

今までさんざん自己啓発系の本を読んだり、スピリチュアル的なことに興味を持っていた私は立派な精神論者になっていました。

言う事は一人前、能書きだけは一人前というやつです。

自己啓発系の本は立派なことが書いてある正論の宝庫ですし、スピリチュアル系も言っていることは正論なことが多いですから、口だけは達者な人間になってしまっていたんですね。

そんな私ですから、営業になっても、営業という仕事を精神論で片付けようとしていました。

営業の研修が終わり、実際の現場に入った時に上司はいろいろと話をしてくれました。

上司がどのように今まで営業をしてきたか。

成功談から失敗談までたくさんの話をしてくれました。

その上司は本当にいい上司でした。

自分の考えを押し付けることは決してせず、私の考えをきちんと聞いてくれた上でどうしたらよいかというアドバイスをしてくれてました。

私は正論だけは一人前ですから、その上司も

『TSUNODAさんはすごくいい考えをもっているね、その考えや意識があれば営業でもうまくいくから…』

と言ってくれてました。

私を温かく見守ってくれてました。

でもそんな上司の期待とは反対に、私の営業成績は散々でした。

配属して半年、契約はほとんど取れませんでした。

なかなか契約を取れない私にも上司は優しく丁寧に接してくれていました。

契約を取れていないにも関わらず、正論を話す私に付き合ってくれていました。

ある時、その上司と仕事帰りに飲みに行きました。

珍しく上司が私を誘ってくれました。

酒を飲みながら、最初は他愛もない話をしていましたが、タイミングを見計らってか上司が、

『TSUNODAさん、仕事どう?何か悩みとかある?せっかくだから聞くよ?』

こう言ってくれました。

私もその時は契約が取れない焦りもありましたから、自分の考えをその上司にぶつけました。

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私はその時もお客様への対応の仕方とか接し方、話し方とか、自分の心の在り方、精神論・正論を上司にぶつけました。

上司は最初は黙って頷きながら私の話を聞いてくれてました。

私の話が終わった頃、上司がこう言いました。

『TSUNODAさん、今TSUNODAさんが話したこと、実際にどれくらい実践出来てる?どの位行動に移せてる?』

私ははっとしました。

『前にも言ったけど、TSUNODAさんは立派な考え方を持っているよ。年の割にはしっかりしてるし、今時珍しいなと思ってたんだ。でもこの半年位TSUNODAさんのことを見てたけど、その考えが行動にちゃんと移せてるのかなって思ってたんだ。』

『いろいろたくさん本も読んでるって言ってたからさ、もしかしたら知識はたくさんあるけど行動ができてないんじゃないかな。気を悪くしないで欲しいんだけど、俺はTSUNODAさんを見てると行動が足りてないと思ってしまうんだ。』

『営業の仕事は自分の行動量が如実にでる職種だから、そこでTSUNODAさんは壁にぶつかってるんじゃないかなって思ってるんだ…』

この上司の言葉には心をえぐられた気分でした。

優しく諭すように話してくれましたが、心に何かが突き刺さった感じがしました。

『営業はね、基本はやっぱり手足をどれだけ動かすかなんだよ。頭だけを動かしても状況は全く変わらないから。行動しないと何も変わらないのが営業なんだよね。』

『TSUNODAさんはせっかくいい考えをたくさん持ってるんだから、それを行動に出来れば営業もうまく行くよ。その考えや意識があれば営業でもうまくいくって確か前に話したことあるよね?』

『もう頭はいいから手足を動かしてみたら?ヘッドワークではなくフットワークだよ。』

上司との飲み会の帰り道はいろいろな事を考えてしまいました。

なぜ今まで何も状況が変わらなかったのか、変えれなかったのか、その原因が分かった気がしました。

それからは少しずつ私の考え方、意識が変わってきました。

行動が現実を変える

それからの私はとにかく行動に移すということを意識しました。

営業の仕事に対してもお客様との対面機会を増やす努力、訪問回数、電話の回数、お手紙を出す回数を増やすようにしていきました。

とにかく断られてもめげず、手を動かし、足を動かすことを意識しました。

上司からも、『TSUNODAさん、行動ね、フットワークだよ!!』と事あるごとに言っていただいたこともあって、自分が変わっていくのがわかりました。

それに伴い、徐々に営業成績も上がってきましたし、月々の報奨金ももらえて収入も増えていきました。

行動しなければ、行動を変えなければ現実は変わらない。

このことを営業という仕事から教えてもらいました。

きっかけを与えてくれた上司には本当に感謝の気持ちしかないです。

私は自分の変化を感じながら、今までの自分がなぜあのようにスピリチュアル的なものに傾倒していったのかを考えていました。

ある時にふと気づいたのですが、結局は何らかの奇跡を求めていたということでした。

自分の手足を汚すことなく、泥だらけになることなく、傷つくことなく、この現実の不満が奇跡的に、神秘的に解消されることを願っていたということでした。

普通に考えればそんなことはあり得ないのですが、以前の自分はそれだけ甘かったということに気づきました。

私をスピリチュアル系へ導いた本は『思考は現実化する』ですが、これは私の解釈が間違っていたんですね。

本当は、『行動を変えることで思考が現実化する』なんだと思います。

私の好きな哲学者にウイリアム・ジェームズという方がいます。

この方の言葉には励ませれました。

ご興味のある方はウイリアム・ジェームズの言葉をご覧になってみてください。

http://earth-words.org/archives/4170

スピリチュアル的のものとの付き合い方

今の私はスピリチュアル的なものへ興味はそこまでありませんが、否定をしているわけではありません。

スピリチュアル思考には本当に素晴らしい言葉や教えもありますし、人としての在り方や、心の在り方などは勉強になることが多いです。

私が思うところ、大切なのはスピリチュアル的なものとの付き合い方だと思います。

自分の行動の仕方、実践の仕方を学ぶという意味でスピリチュアル系に学ぶのはありだと思います。

ですが、

『パワースポットや神社に行けばいいことがある。』

『このスピリチュアルグッズを買えば何かが起こる。』

こういう発想でスピリチュアルと向き合うのは止めた方がいいです。

はっきり言えることは行動しなければ、行動を変えなければ現実は変わらないということです。

例えば、東大に合格したい人がパワースポットや神社に行って、お守りを買えば合格できるのかということです。

東大に合格したければ東大に合格するだけの勉強をしなければ合格できません。

勉強はしないで、パワースポットや神社に行ったり、お守りを買っただけでは合格するわけがないです。

ビジネスでも同じことが言えます。

稼ぐためには具体的にビジネスで成果が出る行動をしなければ稼げません。

金運や仕事運のあがるパワースポットやグッズを買っても、ビジネスの正論ばかり知っていても、稼げるわけではないということです。

スピリチュアル系というのは、実際の行動、具体的な行動と合わさってこそ効力があるのだと思います。

実際の、具体的な成果を出すための行動とスピリチュアル系を結ぶ、合わせるということが本当のスピリチュアル系との付き合い方だと思います。

行動あってこそのスピリチュアル系ですね。

最後に

今回は『スピリチュアル系との付き合い方』についてでした。

私の過去の経験から、今回はスピリチュアル系との付き合い方のお話をさせていただきました。

一貫してお伝えしたいことは、行動しなければ、行動を変えなければ何も変わらない。

ということです。

スピリチュアル的なことに焦点を合わせても現実はなかなか変わりません。

これが今回の記事であなたにお伝えしたいことです。

もし、スピリチュアルにハマってしまっている、傾倒していまっている方がいたら、この記事を読んでみてください。

きっと何かのお役に立てると思います。

ありがとうございました^^

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